【香港＝藤本欣也】９月６日に投票が行われる香港立法会（議会、定数７０）選の立候補受け付けが１８日始まり、初日は１８人が届け出た。受け付けは３１日まで。
４年に一度の立法会選は比例代表制の直接選挙枠（５選挙区）と、業界別の職能代表枠から３５議席ずつを選ぶ。初の過半数を目指す民主派は候補者を調整するため、１１、１２日に予備選を実施。抗議活動に積極的に参加し、当局との衝突も辞さない「抗争派」と呼ばれる若手が票を集めた。
予備選の結果、民主派の候補に選ばれた、著名な民主活動家の黄之鋒（ジョシュア・ウォン）氏や、記者出身の何桂藍（か・けいらん）氏らも抗争派に属している。
民主派は予算案を否決できる過半数の議席を獲得することで、政府に民主化などの要求を認めさせる戦略だ。政府側は民主派の立候補・議員資格を剥奪し対抗するとみられる。
