ドラマ「良いこと悪いこと」第4話考察:宇都見刑事の真の目的と大谷校長の不審な行動

間宮祥太朗と新木優子が主演を務める土曜ドラマ「良いこと悪いこと」第4話では、視聴者を驚かせる新事実が次々と明らかになりました。特に、レトロスナック「イマクニ」の常連客である宇都見啓(木村昴)が警視庁捜査一課の刑事であったこと、そして大谷典代校長(赤間麻里子)の怪しい行動は、今後の展開に大きな謎を投げかけています。本記事では、これらの新情報に基づき、宇都見刑事の真の目的や大谷校長の不審な動き、そして連続殺人事件の背後にある闇について深く考察します。

宇都見刑事の正体と真の目的

これまで「しがない公務員」と名乗り、今國一成(戸塚純貴)が店主を務めるスナック「イマクニ」に足しげく通っていた宇都見啓。キングこと高木将(間宮祥太朗)と同級生である今國との繋がりから、当初は真犯人の同級生の知り合い、あるいは事件に協力している人物ではないかと推測されていました。しかし、第4話で彼の正体が警視庁捜査一課の刑事であることが判明し、物語は新たな局面を迎えます。

警察が連続殺人を事故処理してきた現状に対し、事件を追う刑事の金田(木津つばさ)が上司に不満を抱いていたことから、宇都見がその上司である可能性も示唆されました。しかし、次回予告では宇都見が上司に対し「表立って動けないのは分かってます」と再捜査を懇願するシーンがあり、犯人側ではないことが示唆されています。彼はスナック「イマクニ」に何らかの目的で張り込んでいると考えられます。

ドラマ「良いこと悪いこと」で刑事と判明した宇都見啓と店主の今國一成ドラマ「良いこと悪いこと」で刑事と判明した宇都見啓と店主の今國一成

薬物事件との関連性

今作では、園子の同期記者である東雲晴香(深川麻衣)が薬物事件を追っていたり、キングの同級生・中島笑美/ニコちゃん(松井玲奈)の彼氏がドラッグの元締めであったりするなど、薬物絡みの事件が多く描かれています。最初に殺された武田敏生/貧ちゃん(水川かたまり)が薬剤師であったことも、事件との関連性を匂わせています。しかし、捜査一課が主に担当するのは凶悪犯罪であり、薬物関連は厚生労働省の麻薬取締部の管轄です。このため、宇都見が追っているのはやはり凶悪犯罪である可能性が高いでしょう。

キングの過去と謎

宇都見が「イマクニ」に常連になったのがキングより先か後かによって、彼のマーク対象が変わってくる可能性があります。もし彼が連続殺人犯として今國をマークしているとすれば、これまで事件に気づかなかったのは不自然です。そう考えると、ターゲットはキングである可能性も浮上します。キングは自宅で水死体事件のニュースを食い入るように見つめるなど、不自然で暗い部分が多く、妻との関係もあまりうまくいっていない様子が描かれています。また、あれだけの人気者だったにもかかわらず、同級生と再会するまで距離を置いていたようです。もし彼が犯罪絡みの過去を抱えているとしたら、宇都見はキングに会いに来る誰かを待っているのかもしれません。桜井幹太/カンタロー(工藤阿須加)の死があるまで動かなかった警察の意図も、今後の大きな焦点となります。

大谷典代校長の不審な動き

第4話では、大谷典代校長(赤間麻里子)の怪しい行動も描かれました。高木将/キングや小山隆弘/ターボー(森本慎太郎)たちが校長を訪れる展開は、彼女が事件に深く関わっている可能性を示唆しています。これまでの情報から、校長がどのような意図で不審な行動を取っているのかは不明ですが、彼女の存在が事件の真相解明に重要な鍵を握ることは間違いないでしょう。

今後の展開予測:ミスリードか、それとも救世主か?

現在のところ、宇都見と今國の関係はミスリードの要因にもなっていません。しかし、もしかしたら彼らは“劇場版の漢気あるジャイアンとスネ夫”のような存在で、物語の終盤でキングのピンチを救うという展開も考えられます。連続殺人事件の謎が深まる中、宇都見刑事の真の目的、大谷校長の隠された意図、そしてキングの過去がどのように絡み合い、衝撃の真実が明らかになるのか、今後の展開から目が離せません。