模造拳銃98丁などを販売目的で所持していたとして、警視庁生活環境課は銃刀法違反の疑いで、埼玉県川口市芝、自営業、佐竹誠則容疑者(54)を逮捕した。インターネットオークションで販売し、平成28年秋からの3年半で約3500万円を売り上げたとみている。
同課によると、模造拳銃は香港から輸入した金属製でBB弾の発射能力があった。銃刀法は銀行強盗などでの使用を防ぐため、金属製で外見が拳銃に似たものを模造拳銃と定義し、所持を禁じている。
逮捕容疑は昨年12月、自宅などで模造拳銃98丁と準空気銃1丁を所持したとしている。おおむね容疑を認め、「会社の経費の足しになれば」と供述しているという。
30年にサイバーパトロールで発覚。同課はこれまでに佐竹容疑者から模造拳銃を買った客12人も同法違反容疑で書類送検した。1丁1万7000円ほどで売買していた。