俳優の三浦春馬さんが亡くなったことを受け、NHKの正籬聡(まさがき・さとる)放送総局長は22日の記者会見で、「ずっと大事にしてきた宝物を失うような感じ」と早すぎる死を惜しんだ。
正籬氏は「三浦春馬さんはNHKとは関係が深く、連続テレビ小説『あぐり』で7歳で子役としてデビューされて以降、大河ドラマ『武蔵』『功名が辻』『おんな城主 直虎』など数多くのドラマにご出演いただきました」と紹介。「私自身は『おんな城主 直虎』で苦難な人生を歩んだ井伊直親役が印象に残っています。まばゆいばかりの笑顔と、その一方で心のひだをかもし出すような陰影に富んだ演技が、すばらしい才能だなと思いました」と振り返った。
そのうえで、「NHKにとって、ずっと大事にしてきた宝物を失うような感じで非常に残念です」と、感謝と哀悼の気持ちを口にした。