嘱託殺人事件 「犯人憎いが…」被害者父親、複雑な胸中

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 ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の女性から依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして医師2人が京都府警に逮捕された事件で、殺害された女性の父親(80)が24日、京都市内で取材に応じ、「犯人を憎む気持ちもあるが、娘が選んだ選択というのもある」と複雑な胸の内を明かした。

 海外へ旅行や留学に行くなど、「活発な娘だった」。気が強く、はっきりものを言う性格だったという。元気だった女性の体に異変が出たのは平成23年ごろ。病名が判明した際は、「なぜ自分がこんな病気になるのか」と病院で号泣していたという。

 女性が亡くなった当日の昨年11月30日夕、女性を担当しているヘルパーから「大変です」と取り乱した様子で電話がかかってきた。女性の自宅に急いで駆け付けたが、病院で死亡が確認された。「冷たい体を抱きしめるしかなかった」と振り返る。

 生前、父親に「死にたい」と打ち明けたことは一度もなく、遺書はなかったという。その後、死亡の経緯に不審点があることから警察から捜査に入ると聞かされた。

 長い闘病生活の末、死という選択を選んだ女性。父親は「想像を絶する苦しさだったと思うし、苦しんでいる姿をそばで見ているのは本当につらかった」と話した。

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