雲が虹色に染まる「環水平アーク」が、梅雨の晴れ間の東京都内で26日観測された。通常はアーチを描く虹だが、白い雲を背景にして水平に寝たような姿を見せた。
太陽に対してかなり低い空にしか現れないため、太陽が高い夏の季節に特徴的な現象。さまざまな色の光が一緒になって白く見える太陽光が、薄い雲に含まれる氷の粒で屈折・分解するため、カラフルに見える。
気象情報会社のウェザーニューズ(千葉市)によると都内は同日午前、発達した雨雲が去って日が差した。その後気温が上がって大気が不安定となり、午後は再び天気が崩れた。