秋篠宮さまの60歳の誕生日に際し、毎年恒例の記者会見が11月25日に行われました。この会見で、記者が長女・眞子さんの出産について尋ねたことは、ここ数年、秋篠宮さまをはじめとする皇族方を悩ませてきたテーマと深く関連しているようです。国民からの関心が高いこの話題に対し、秋篠宮さまは率直な思いを語られました。
秋篠宮さま「おじいさんになったんだな」と喜びと複雑な思い
記者からの質問は、「小室眞子さんは第一子を出産いたしました。第一報を聞いた際のお気持ちや、今後の面会についてのお考えをお聞かせください」という内容でした。これに対し、秋篠宮さまは次のように述べられました。「そうですね、第一報を聞いた時はとても嬉しい気持ちになりました。それと同時に、おじいさんになったんだなという、そんな若干複雑な思いもいたしました。そして、もし日本に来る機会があれば、是非会いたいと思います」と、孫の誕生への喜びとともに、ご自身の心境の変化を明かされました。
会見で眞子さんの出産について語る秋篠宮さま
紀子さまも孫の誕生を喜び、再会を願う
同様の質問は、9月に行われた紀子さまの記者会見でも取り上げられました。紀子さまは、「今年の春に孫が誕生したことを、家族そろって大変うれしく思っています。自分がそのような年齢になったのかと不思議な気持ちになりました」と、喜びと感慨を語られました。さらに、「どのような名前で呼んでもらおうかしらと考えたり、子どもたちが小さかったときに読んでいた絵本を取り出して、膝の上にのせて絵本を一緒に読んでいたときのことを思い出したり、ぬいぐるみやおもちゃで遊んだことを懐かしんだりしています」と、温かい思い出を振り返られました。再会については、「眞子たちは、遠く離れて海外に暮らしています。孫が少しずつ遠出できるようになり、旅行をすることに慣れてから、よいタイミングで日本を訪れてくれたらと思っています。そしていつか、木香薔薇のアーチがある庭を一緒にゆっくりと歩いたり、ピクニックをしたりするのはどうかしらと思いをめぐらせています」と、具体的な希望を語り、一時帰国を待ち望む気持ちを示されました。
ご夫妻の発表文言の一致と、側近の配慮
秋篠宮ご夫妻の回答は、孫の誕生への喜び、感慨の吐露、そして一時帰国への言及といった点で、基本的に一致しています。これは当然の事柄ではありますが、担当記者によると、「もちろんご夫妻の気持ちが一致しているからですが、こういう場合、発言の整合性を取るために側近も事前に配慮します。それぞれがお話になっていることがあまりに異なると物議を醸しますからね」と述べ、発言内容の調整が行われていることを示唆しました。皇室に関する情報は常に注目されるため、公の場での発言の一貫性は非常に重要視されます。
眞子さん出産発表の「バタバタ」と宮内庁の対応
小室圭さん、眞子さん夫妻の出産に関する情報の公開については、当初、一部で「バタバタ」があったと報じられています。ウェブメディアがその可能性について先行して報じ、しばらく経ってから宮内庁が事実を追認するという形になりました。この経緯には、「出産の事実は認めましたが、時期やお子さんの性別は明かされませんでした。最側近の吉田尚正皇嗣職大夫も詳細を聞かされないまま会見に臨むという極めてイレギュラーな対応を強いられたことで知られています」と、担当記者は説明しています。情報公開のあり方や、皇室の情報管理の難しさが浮き彫りになる一幕となりました。
秋篠宮ご夫妻が孫の誕生を喜ばれる一方で、その発表を巡る一連の経緯は、皇室を取り巻く情報公開のデリケートな側面を示しています。国民の関心が高い皇室の慶事に対し、宮内庁がどのように情報を管理し、公表していくかは、今後も注目されるでしょう。





