拉致被害者「苦しみの中、今も生きている」 北朝鮮から解放の米博士のインタビュー詳報

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産経新聞のインタビューに応じるドンチョル・キム氏=1月、ソウル(桜井紀雄撮影)

産経新聞のインタビューに応じるドンチョル・キム氏=1月、ソウル(桜井紀雄撮影)

 北朝鮮で一時拘束され、解放された米国人博士、ドンチョル・キム氏は産経新聞とのインタビューで、北朝鮮で会ったという日本人について「拉致被害者」と判断した理由を明らかにした。北朝鮮で自由を奪われた日本人が一人でもいる限り、日本政府は救出に全力を尽くすべきだと強調した。主なやり取りは次の通り。(ソウル 桜井紀雄)

 --日本人と会ってどう思ったか

 「非常に驚いた。帰国事業で北朝鮮に渡った在日朝鮮人や日本人配偶者が大勢いることは知っていたが、それ以外の日本人がいるとは想像すらできなかった」

 --なぜ拉致被害者だと判断したのか

 「『良い待遇が受けられる』といった甘い言葉で誘い出され、北朝鮮に着いてだまされていたことに気づいたと話すケースが多かった。彼らは、誘い出しがなければ、北朝鮮に来るはずがなかった人たち。『一度行ってみよう』と誘いに乗ったところ、二度と国外に出られなくなった。日本、北朝鮮双方にいた複数の人間が関与した計画的な拉致だったと考えている」

 --他にどういう人が?

 「旅行で来たという男性もいた。ただ、何十年も前に個人で北朝鮮に旅行に来るわけがない。私はこのケースも誘い出しによる拉致ではないかとみている」

 --社会で活動している日本人はいなかったのか

 「横浜出身で、水産事業で比較的成功している男性とも会った。日本から資金を送ってもらうなど、日本と連絡できる状態だが、『帰国は諦めている』ともいい、無理に連れてこられた可能性もある」

 --日本人について今になって証言したのは

 「約17年間、北朝鮮にいたときは海外に出ても自由に話せなかった。解放された後、米国に必要な内容は米政府に全てお話しした。日本に関する話は日本人に話すべきだと思った」

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