さいたま市教育委員会は29日、自宅で覚醒剤を使ったとして、市立尾間木中の前野嵩弘教諭(33)を懲戒免職とした。15日に自ら交番を訪れ、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで埼玉県警浦和署に逮捕されていた。
市教委によると、6月に覚醒剤を使用。逮捕後、接見した市教委の担当者に「不安を解消するためインターネットを通じて購入し、7回ほど使った」と話し、交番に行った理由は「誰かに告白したくなった」と説明した。
4月に臨時任用として着任。1年生のクラスの副担任や美術部の顧問をしていた。勤務中、覚醒剤の影響はみられなかったという。
細田真由美教育長は「子どもたちに範を示すべき教員が逮捕されたのは極めて遺憾。再発防止に全力をあげる」とのコメントを発表した。