今年、生誕100年を迎えたイタリアの巨匠、フェデリコ・フェリーニ(1920~93年)の代表作9本を上映する「フェデリコ・フェリーニ映画祭」が31日から8月20日まで「YEBISU GARDEN CINEMA」(東京・恵比寿)で開催される。
フェリーニは映画界だけでなく音楽や絵画、舞台などに多大な影響を与え続けた。「道」「カビリアの夜」などでアカデミー賞外国語映画賞の受賞4回は今も最多記録。また最晩年の92年には、アカデミー賞5回目となる名誉賞を受賞している。
フェリーニの妻で女優のジュリエッタ・マシーナは、「道」「カビリアの夜」のほか、「魂のジュリエッタ」などフェリーニの多くの作品に出演したほか、私生活でもおしどり夫婦として知られる。
今回、上映されるのは初期の代表作「道」や「甘い生活」のほか、「白い酋長」「青春群像」「崖」「カビリアの夜」「8 1/2」「魂のジュリエッタ」「フェリーニのアマルコルド」。
9本のうち、「道」を除く8本は日本国内初の4Kデジタルリマスター版での上映。料金1300円。