トヨタ自動車系の部品メーカー、デンソーが31日発表した令和2年4~6月期連結決算は、最終損益が900億円の赤字(前年同期は571億円の黒字)だった。売上高は前年同期比42・2%減の7650億円。新型コロナウイルス流行で自動車の販売が冷え込んだことが響いた。
同時に発表した3年3月期の業績予想は、最終利益が前期比10・1%増の750億円、売上高が11・9%減の4兆5400億円。年度後半にかけて自動車需要が回復するとして、通期では黒字確保を見込んだ。
名古屋市で記者会見した松井靖経営役員は「企業体質を改善する」と話し、コスト削減などを進めるとした。