鹿児島県奄美大島の龍郷町では台風10号の風で屋根が飛ぶなどの被害が相次ぎました。龍郷町では、7日朝から役場の職員2人が地元の消防団とともに町内をまわり、住民に話を聞いたり写真を撮影したりして、被害状況を調べました。
このうち、幾里地区では至るところで住宅や車庫の屋根が飛ばされていて、はがれた屋根が20メートル先まで飛ばされたり、電線に引っ掛かったりしていました。
屋根の下や周辺には、木材などが散らばり、近所の人が消防団の人たちと一緒に片付けに追われていました。
車庫の屋根を飛ばされた男性は「掃除が大変です。もう台風なんて来ないでほしいです」と話していました。
町役場の牧正二郎さんは「住民の皆さんが避難したため龍郷町では人的被害がありませんでした。少しでも早く元の生活を送れるよう支援したいです」と話していました。