白石被告「金なければ乱暴」 女子高生殺害「承諾なし」 座間9遺体公判


 神奈川県座間市のアパートで10~20代の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判第6回公判が12日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であり、2人目の被害者となった群馬県邑楽町の女子高校生=当時(15)=に関する被告人質問が行われた。

 白石被告は「金にならなければ乱暴しようと思っていた。(殺害の)承諾はなかった」と述べた。

 検察側の冒頭陳述によると、女子高校生は2017年8月26日、自殺仲間を募集する内容をツイッターに投稿。2日後の始業式当日に白石被告と接触し、殺害された。

 検察側の質問に対し、白石被告は「貯金や収入もなく、まだ若いので乱暴しようと思った」と説明。家出願望を利用して自宅に連れ込んだ後、睡眠導入剤やアルコールを飲ませて襲ったと述べた。

 女子高校生は被告と会った後、「いろいろ考えた結果生きていこうと思います」とのメッセージを送ってきたとし、「自殺する気もなく、殺害を承諾しているとは思わなかった」と供述。殺害後に奪った現金数千円は、「食事や次の犯罪の資金に使った」と語った。 



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