11月の米大統領選で、民主党候補のバイデン前副大統領がパートナーの副大統領候補に選んだ黒人女性のカマラ・ハリス上院議員(55)。ジャマイカ出身の父とインド出身の母の間に生まれた移民2世で、米国社会の多様性を象徴している。サンフランシスコ市検察官、カリフォルニア州司法長官、上院議員とキャリアの階段を上ってきており、次はホワイトハウスを目指す。女性の進出を阻んできた分厚い「ガラスの天井」をハリス氏は打ち破れるだろうか。(国際基督教大学社会科学研究所研究員 小野恵子)
〔写真特集〕アメリカ大統領の系譜~日米開戦から現代