23日午後8時5分頃、広島県三次市青河町のJR芸備線西三次―志和地間の宮地踏切近くの線路上で、近くの男子高校生(15)が広島発三次行き上り普通列車(3両、乗客10人)にはねられ、頭などを強く打ち、まもなく死亡した。三次署は自殺と事故の両面で調べている。
三次署やJR西日本によると、現場は宮地踏切から西三次駅へ約200メートル寄りの地点。運転士が異音に気づき、非常ブレーキをかけ停車した。連絡を受けた同社員が付近を調べたところ、男子高校生が倒れているのを発見した。家族からの話では、男子高校生は同日夜、元気がない様子で「ちょっと外に出る」と言って出かけたという。
この事故で上下2本が運休し、上下8本が最大2時間10分遅れ、約400人に影響した。