中古車トラブルで原告勝訴 販売業者が未納車「大雨で冠水」伝えず 名古屋地裁

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中古車トラブルで原告勝訴 販売業者が未納車「大雨で冠水」伝えず 名古屋地裁

 中古車を購入したのに納車されなかったとして、名古屋市の男性(36)が岐阜市の中古車販売業者に代金支払いを求めた訴訟で、名古屋地裁(平野望裁判官)は27日、業者に271万円全額を支払うよう命じる判決を言い渡した。業者はこの日を含む3回とも出廷せず、判決は請求を全て認めた。

 判決によると、男性は2月、業者から中古ミニバン1台を271万円で購入する契約を結び、同月中に全額支払った。業者は当初3月下旬に納車すると説明したが4月上旬に延期。その後も「警告灯がついた」として納車せず、男性が弁護士を通じて解約を通告したが、返金されていない。

 業者は契約時に「コンディション大変良好な車」としていたが、2019年夏に大雨で水没していたことが判明。業者は告知しておらず、男性は状態が良い車だと誤信した。

 日本オートオークション協議会(東京)によると、近年の風水害の被害拡大に伴い、冠水車を巡るトラブルが増えているという。だが、自動車業界の自主規制「自動車公正競争規約」は中古車販売の際、水没の告知については言及していない。男性は「水没車だと知らずに購入すると、大変なことになると知った。裁判が水没歴を伝えることを義務付ける契機になれば」と話した。【井口慎太郎】

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