男子生徒転落の巻き添え、女子大生死因は頭蓋内損傷


 大阪市北区の商業施設「HEP(ヘップ) FIVE(ファイブ)」で23日、大阪府立高校の男子生徒(17)が屋上から転落し、兵庫県加古川市の女子大学生古川賀子(かこ)さん(19)が巻き添えになって死亡した事故で、府警曽根崎署は27日、古川さんの死因は頭蓋内損傷だったと発表した。署は男子生徒が自ら飛び降り、路上にいた古川さんの頭部付近に直撃したとみて、経緯を調べている。

 発表では、男子生徒は23日夕、施設屋上から転落し、路上にいた古川さんとぶつかった。男子生徒は23日、古川さんは24日、それぞれ死亡。男子生徒の死因は全身を打ったことによる多発外傷だった。

 男子生徒が通っていた府立高校の校長によると、男子生徒は、学校生活に問題はなく、クラブ活動にも参加していた。しかし、事故数日前から学校を休み、自宅を出て、その後、保護者も連絡が取れなくなっていたという。

 いじめを受けたり、悩み事を抱えたりしている様子はなかったといい、校長は「学業に前向きで、ムードメーカーだった。大切な生徒が突然亡くなり、断腸の思いだ」と話した。



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