自民・石破派、会長選び難航 草刈り場の懸念

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 自民党石破派(水月会)で石破茂前会長の後継選びが難航している。

 党内各派が29日、そろって久しぶりの例会を開く中、石破派は混乱の露呈を懸念し、中止せざるを得なかった。他派からは「石破派は消滅するのではないか」との声も出ている。

 例会取りやめは28日に文書で石破派所属議員に連絡があった。これを受け、山下貴司元法相ら若手8人は29日昼、独自の意見交換会を急きょ開催。出席者からは派の先行きを不安視し、「今まで一緒にやってきた仲間を守ることが大事だ」と結束を呼び掛ける声が上がった。

 石破氏が党総裁選敗北の責任を取るとして同派会長を辞任したのは22日。関係者によると、事務総長の鴨下一郎元環境相は石破氏から後継を託したいと伝えられたが、現状では受けられないと漏らしているという。派閥の今後の在り方をめぐり派内の意見が割れているためだ。

 2015年発足の石破派は「派閥というより石破政権を実現するプロジェクト」(同派中堅)。石破氏は将来の総裁選再挑戦の可能性を排除していないものの、党内には「もう総裁選に出られない」(閣僚経験者)との見方が広がっており、存在目的を見失った状態だ。

 石破派議員の間では「派閥として存続すべきだ」「より緩やかなグループにすればいい」などとさまざまな意見が飛び交っている。

 石破派の混迷を受け、早くも引き抜こうと接触を図る派閥もあり、二階派からは「うちに来てほしいメンバーがいる」(幹部)との声が漏れる。岸田派幹部は「石破派は草刈り場になる」と指摘。竹下派幹部は「このまま空中分解するのではないか」と語った。 

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