住民投票また否決…松井一郎大阪市長「大阪維新の会、僕は終わりです」


住民投票また否決…松井一郎大阪市長「大阪維新の会、僕は終わりです」

 大阪市を廃止して4特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が1日、投開票され、反対が賛成を上回り、否決された。 

 2015年に続く2度目の住民投票でも大阪市民の民意は変わらず、1889年の市制施行で誕生した大阪市の存続が決定した。

 2010年に誕生した地域政党・大阪維新の会が政策の「1丁目1番地」に掲げた悲願は、またしてもかなわなかった。代表の松井一郎大阪市長(56)と、代表代行の吉村洋文大阪府知事(45)は午後11時、大阪市内のホテルで会見。松井市長は「すべて私の政治家としての力不足。結果は民意。しっかりと受け止めたい」と敗戦の弁。大阪市長は2023年の任期満了までは務め切るが「大阪維新の会、僕は終わりです」と政界引退を強調し、「次の世代が改革の魂を引き継いでほしい」と吉村知事ら後進に託すとした。

 吉村知事も「結果を尊重したい。僕自身も力不足。ご理解いただけなかった」。維新3度目の住民投票は「僕はもう(挑戦の意思は)ありません。やりきった」とし、府知事の座は「任期満了前に判断したい」と語るにとどめた。



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