【社説】法務部長官と検察の葛藤、大統領が整理せよ=韓国

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秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の専横を指摘する検事のコメント数百件が検察内部通信網(eプロス)に投稿された。オンライン集団行動だ。秋長官が検察総長に対する指揮権と検察に対する監察権を乱用していて、人事権で検事を固く締めつけていると主張する。これを触発したのは秋長官のソーシャルメディア(SNS)の掲示物だ。秋長官はeプロスに自身を批判するコメントを掲載した検事に対して「カミングアウト、いいでしょう。改革が答え」と返した。その検事が被疑者の権利を侵害したと主張した過去の記事を拡散したりもした。「検察改革に抵抗」という烙印を押し、人事に不利益を与えるという意味とも取れる十分な反応だった。その後、複数の検事が秋長官の態度を指摘するチェ検事のコメントにリレー賛成コメントを投稿し始めた。

検事の集団反発を呼んだのは、秋長官の傍若無人な態度だ。秋長官は長官在任10カ月間、ずっと検事の指令塔である検察総長を無視したりけなしたりする発言を繰り返し、彼の周辺検事を全員左遷させた。尹錫ヨル(ユン・ソクヨル)総長追放が与えられた使命だと感じているようだ。それだけではなく、現政権関連の人々を捜査した検事を一斉に辺境に追いやった。チョ・グク元法務部長官一家捜査に対する報復と同時に、政権護衛に一肌脱いだ格好だ。多くの検事がこうしたことを体験して怒りを覚えたが、それを外に出すことは控えてきた。検察改革に対する抵抗または既得権を守ろうとしていると映るのではないか懸念したためだ。今回のことは幾重にも重なって積もった怒りが「長官の平検事狙撃」によって爆発したと見ざるを得ない。

国民は疲弊している。新型コロナウイルス(新型肺炎)で厳しい生活を強いられている国民が多く、大多数が毎日毎日不安な気持ちで生きている。そこに口さえ開けば聞き苦しい発言を口にする秋長官の粗悪な言動を見守っていられない。尹総長「支持」と「反対」に政界が分かれて言い争っているのも見苦しいのは同じだ。尹総長を称賛していた政治家が手のひらを反すようにして攻撃する姿が政治嫌悪を大きくしている。その上、平検事までこのように意志表示をしていて、目まいがするよりほかない。多数の国民が被害者であるライム・オプティマスファンド事件の本流はどこに流れているのか分からず、この事件を口実にした長官の総長攻撃、総長支持層の糾弾が騒がしい。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領がこの事態を整理しなければならない。法務部長官と検察の葛藤に終わりがないのに、大統領はただ一言の立場表現がない。まず、尹総長に対する信任の是非を明確に明らかにするよう望む。大統領はまた、秋長官の検察攻撃が自身の考えに符合することなのか、でなければ独断的行動なのか説明しなければならない。国家の混沌は、結局、大統領の責任だ。礼儀正しい言葉だけ話して後回しにしていれば、ある時この混乱の被害がそのまま国民がかぶることになる。

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