H2Oリテイリング社長に荒木氏が昇格

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記者会見する荒木直也氏(右)と山口俊比古氏=5日午後、大阪市

記者会見する荒木直也氏(右)と山口俊比古氏=5日午後、大阪市

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは5日、鈴木篤社長(63)が代表権のない会長に就き、後任に傘下の阪急阪神百貨店の荒木直也社長(62)が昇格する人事を発表した。4月1日付。

 傘下に収めていた、そごう神戸店(神戸市中央区)と西武高槻店(大阪府高槻市)の屋号を昨年10月、神戸阪急」「高槻阪急」にそれぞれ変更。「中核の百貨店事業の基盤ができた」(荒木氏)タイミングで経営の若返りを図る。

 新型コロナウイルスの感染が拡大し、訪日客の落ち込みが避けられないことが当面の課題で、荒木氏は就任早々、難しいかじ取りを迫られることになる。

 同時に子会社の阪急阪神百貨店も社長の交代を発表した。4月1日付。荒木氏は会長に就き、山口俊比古取締役執行役員(56)が社長に昇格する。アパレル不振や消費のデジタル化への対応遅れといった経営課題に取り組む。

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