米大統領選、投票へ トランプ氏の1期4年に「審判」

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米大統領選、投票へ トランプ氏の1期4年に「審判」

 米大統領選は3日午前(日本時間3日夜)、東部諸州から投票が始まる。共和党候補のドナルド・トランプ大統領(74)と民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)との戦い。世界最多の感染・死者数を出した新型コロナウイルスへの対応に加え、行政・政治経験のない異例の大統領として米国第一主義を推し進めたトランプ氏の1期目4年間に審判が下される。

【主な接戦州と両大統領候補の平均支持率】

 郵便投票の活用が急増した今回は、開票作業が遅れる可能性も指摘されている。フロリダ大の米選挙プロジェクトの集計によると2日現在、9730万人が既に期日前投票を済ませ、2016年の前回選の投票総数の70%に達した。

 トランプ陣営は、郵便投票分の大半を新型ウイルスの脅威を深刻視する民主党支持者によるバイデン氏への票が占めることを警戒。「大規模不正が行われ、正当性を欠く」などと主張し、各地で集計無効を求める訴訟も起こしている。

 東部ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアでは2日夕、市庁舎の前で黒人差別反対運動の地元リーダーや民主党関係者らが会見し、郵便投票分も含めて全て開票することを要求した。連邦議会下院の議員候補、リック・クラジュースキーさん(29)は「全ての票を数えるというのは当然だが、トランプ氏らはその正当性に疑問符をつけようとしている。ノーを突きつけなければならない」と指摘。「あすはトランプ氏によって脅かされてきた民主主義を守る日になる」と語った。

 両大統領候補は2日、勝敗を決める接戦州をそれぞれ回り最後の訴えを行った。トランプ氏は南部ノースカロライナ州の集会で「あなた方は票の力を持っている。投票に出かけてくれ。私を支持しないのなら行かないでくれ」と支持者に語った。一方、バイデン氏は東部ペンシルベニア州で演説。「今起きていること、明日起きることは今後、数世代にわたるこの国のあり方を決めることになる」と、自身への投票を呼びかけた。

 今回の大統領選では感染予防のため、有権者の密集を避けることのできる大規模施設を投票所に活用する動きが広がった。特に都市圏では、大リーグ野球やフットボールNFLなどプロスポーツの球団が40超の本拠スタジアムを会場として地元自治体に提供。プロバスケットボールNBAは今夏、ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ、BLM)運動を受けた社会貢献策の一環として本拠アリーナ活用を労使で合意した。

 今回の投票率が1908年以降で最高水準となる65%を上回るとの分析もある。【ワシントン高本耕太、フィラデルフィア隅俊之】

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