経理担当として勤めていた会社から約1億5600万円を横領した疑いで逮捕された、金子幸代容疑者(46)。
横領した金は、銀座で高級ブランド品を購入するために使われていたという。
【画像】クレジットカードに残ったブランド品の購入記録
大学卒業後、船舶用資材販売の会社「鶴洋商事」に新卒で入社した金子容疑者。
約25年間勤め、事件当時はこの会社の経理を一人で担当していたという。
金子容疑者は2014年4月から2019年11月までの間に、インターネットバンキングを利用して60回以上にもわたり、会社の口座から自分の口座に送金。
その額は合わせて約1億5600万円にものぼるという。
警視庁によると、一人で経理を担当していた金子容疑者は「横領が発覚しないよう、帳簿上は架空の取引で金が支払われたかのように装っていた」というが、2020年に入り、内部調査で横領が発覚し、3月に懲戒解雇されていた。
金子容疑者は横領した金で、ルイ・ヴィトンやフェラガモなどの高級ブランドで洋服や宝飾品化粧品などを自分で使用するために購入。
クレジットカードには1億円以上も買い物をしていた形跡が残っていたという。
また、金子容疑者は埼玉県の実家に暮らしており、横領した残りの金の一部は生活費などに充てていたとみられている。
金子容疑者が勤めていた鶴洋商事は当時「元従業員による不正があった」とホームページで発表。
FNNは金子容疑者の逮捕について取材を申し入れたが、回答はなかった。
警視庁の調べに対し金子容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。