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トランプ米大統領はベテランズデー（退役軍人の日）の11日、ワシントン近郊のアーリントン国立墓地を訪れ戦没者追悼式典に出席した。大統領選でバイデン前副大統領が当選を確実にした7日以降、公の場に姿を現すのは初めてだが、記者団の前で発言することはなかった。
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トランプ氏は11日午前、国立墓地をメラニア夫人やペンス副大統領らと訪問。雨の中、戦没将兵らに献花し黙とうをささげた。トランプ氏はバイデン氏への敗北を認めず、政権移行準備への協力を拒んでおり、この日もツイッターに「腐敗と不正が山のようにある。我々の勝ちだ」などの投稿を繰り返した。
一方、バイデン氏は同日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの朝鮮戦争記念碑を訪れ献花した。訪問に先駆け発表した声明では、戦没兵を「負け犬」と呼んだと報じられたトランプ氏を念頭に「私は最高司令官として、あなた方の犠牲と奉仕を理解し、あなた方が勇敢に戦い守った価値観を決して裏切らない」と述べた。【ワシントン高本耕太】
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