コロナ拡大の北海道、観光地で相次ぐキャンセル 「イメージ低下は不可避」

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コロナ拡大の北海道、観光地で相次ぐキャンセル 「イメージ低下は不可避」

 政府の旅行需要喚起策「GoToトラベル」の追い風を受けて回復途上にあった北海道内の観光地だが、新型コロナウイルス感染拡大のあおりで、旅行予約のキャンセルが各地で相次いでいる。道が独自に設けた5段階の「警戒ステージ」を7日に「3」に引き上げたことで、潮目が変わったようだ。

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 「宿泊施設でキャンセルが出て、ツアーが中止になっている」。ニセコ町商工観光課の担当者は、こう語る。同町は例年約170万人の観光客が訪れる世界有数のスノーリゾート。かき入れ時となるシーズン到来を前に、担当者は「ステージ引き上げでイメージ低下は避けられず、影響は計り知れない」とため息を漏らす。

 札幌市内のホテル担当者も「キャンセルが出始めている。『どのような感染対策をしているか』などの問い合わせも多く、GoToトラベルで回復の兆しが見えてきたが、感染拡大が続けば春先のような状態に戻るのでは」と不安を口にした。

 日本旅館協会北海道支部連合会によると、政府の緊急事態宣言下にあった5月、道内の宿泊実績は前年同期比のわずか7%と底を打ったが、その後は徐々にV字回復傾向となり、10月は同85%と持ち直していた。

 GoToトラベルが7月下旬に始まり、東京発着分も10月から対象に加わったことも影響したようだ。同連合会が加盟施設に行った調査では「GoToトラベルの影響で休前日の集客が安定してきた」などの声があったという。

 だが、GoToトラベルへの期待は感染拡大に伴い、しぼみつつある。オホーツク海で流氷観光砕氷船(さいひょうせん)「ガリンコ号」を運航する「オホーツク・ガリンコタワー」(紋別市)の山本隆博常務は「GoToトラベルを追い風に昨シーズンの巻き返しを図りたいと思っていたが、自粛ムードの広がりが心配」と話す。流氷ツアーのシーズンは1月。山本常務は「コロナが早く遠ざかり、流氷が早く近づいてくれることを願う」。

 影響は離島にも及ぶ。北部の礼文島では9月、前年同月比で5割近くまで観光客が回復し、10月は例年並みの7700人が訪れた。ただ、観光シーズンは既に終わり、記者が今月11日に訪れたフェリー乗り場周辺は閑散としていた。小野徹町長は「(新型コロナの影響で)今年は高山植物が咲くピークの時期に我慢を強いられた。来年は1人でも多くの人に島を訪れてほしい」と早くも来シーズンの復調に期待する。【三沢邦彦、土谷純一、本多竹志、金子栄次】

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