横浜市教育委員会は20日、いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」として調査した市立小・中学校での2件の報告書を公表した。
報告書によると、中学2年の男子生徒が市立小に通っていた6年間に、複数の同級生から「きもい」などと悪口を言われたり、股間を拳で殴られたりするなどのいじめを受け、不登校になった。市立中では2019年1月下旬頃、当時2年の男子生徒が同級生にSNSのグループから外され、同年4月下旬頃から不登校になった。
また、市教委は、今年6月に市立小で開始した重大事態の調査を、保護者からの申し出により終了したことも明らかにした。