非常用発電に切り替え忘れ、手術室が停電…県立病院で手術2件中断


 同病院によると、停電は2日午後1時15分頃に発生し、同9時40分頃に復旧した。この間、外来の受け入れを取りやめたほか、調理などができなくなり、入院患者には非常食を出した。手術室への電力供給も止まり、2件の手術を中断し、後日、改めて手術した。

 同病院では停電が起きた際、バッテリー式の電源装置が作動し、手術室などへの電力供給が続けられる。その後、より安定して電力が供給できる非常用発電装置に自動で切り替わるが、この日は何らかの理由で切り替わらなかった。こうした場合、職員らが手動で切り替える手はずになっていたが、当日はそれを行わなかった。

 同病院は「手動で切り替えていれば手術室などの電源喪失は防げた」としており、切り替えが行われない際は警報で通知されるようシステムを改良したという。



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