農林水産省は20日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた飲食店への支援策「Go To イート」の利用について、東京都や大阪府など9都道府県が人数制限を設ける方針を決めたと発表した。
「原則4人以下」との制限により、感染の再拡大を抑制したい考えだ。
大阪府は5人以上での来店は原則、支援策を使えないようにする。北海道、埼玉、千葉、東京、愛知、京都、兵庫、沖縄の8都道府県は、テーブルを離したり仕切りを設けたりして、4人以下ごとになるよう分ければ、大人数でも食事券やポイントを使える。
21日から順次適用する。いずれも子どもや障害者の介助者などは人数に含めない。また、家族のみの場合も人数制限は設けない。
人数制限は政府が16日、都道府県知事に検討を要請した。他の38県は従来通り実施する。農水省は「飲酒を伴う大人数の懇親会を控えてもらうことが趣旨。店舗には常識的な範囲で対応してほしい」(食料産業局)と話している。