aespa「きのこ雲ランプ」炎上騒動、繰り返されるK-POPグループの“反日トラブル”と世間の反応

人気K-POPグループaespaが、今年の紅白歌合戦出場を巡り「反日炎上騒動」の渦中にあります。発端は、中国人メンバーのニンニンがファン向けアプリに投稿した、きのこ雲のような形をしたランプの写真に「可愛いライトを買ったよ〜〜〜どう?」とコメントを添えたことでした。この投稿は、特に被爆地を抱える日本において、きのこ雲の形状が持つ特別な感情と結びつき、SNS上で急速に拡散。紅白出場が発表されたことで、再び大きな波紋を呼んでいます。

K-POPグループに繰り返される“反日”を巡るトラブル

aespaの騒動がこれほどまでに収束しない背景には、過去に他の韓国アーティストが同様の「反日トラブル」を引き起こしてきた歴史が影響していると指摘されています。こうした過去の事例は、日本の視聴者やファンの中に不信感を蓄積させているのが現状です。

過去の主な炎上事例

  • Red Velvet: デビュー曲のミュージックビデオ(MV)背景に、日本人を侮辱するような表記が含まれていたと批判されました。
  • IZ*ONE: 2020年3月11日14時46分という東日本大震災の発生時刻と全く同じ時間に、公式アカウントが「FIESTA(祝祭)」という楽曲のプロモーションに関する投稿を行ったことで炎上しました。
  • BTS: 2016年3月11日公開のMVで、メンバーが水槽の中でもがく演出が登場し、これが震災の「津波を想起させる」として批判を浴びました。また、「原爆Tシャツ騒動」も起こし、日本でのイメージ悪化に繋がっています。
  • Rain(ピ): MV内で原爆ドームを思わせる建物セットが使用され、後に再び炎上を招く事態となりました。

これらの事例に見られる共通点は、原爆や震災といった日本人にとって極めてデリケートなテーマが、意図的か偶然か不明な形でコンテンツに登場し、それがSNSで過剰に解釈・拡散される傾向があることです。そして、本人や所属事務所からの真意の説明や迅速な対応が遅れることで、批判が肥大化するというパターンが繰り返されてきました。aespaの騒動にもこの「既視感」が当てはまるため、「またか」という形で多くの人々が敏感に反応していると考えられます。

aespaのメンバーaespaのメンバー

広島出身の有吉弘行氏の反応と今後の動向

今回の騒動の最中、紅白歌合戦のMCを務める広島出身のタレント、有吉弘行氏の発言が注目を集めました。11月16日放送のラジオ番組で紅白出場アーティストを紹介する際、aespaの名前を「これがちょっと読めないんですよねぇ、えー、なんて読むんですか、エスパス? 駅前に来たらぜひ、エスパスよろしくお願いします」と茶化し、最後まで正式名称を口にしませんでした。これに対し、一部リスナーからは、広島出身である有吉氏がこの問題に対して思うところがあったのではないかという憶測も飛び交っています。

現時点では、aespa側は過去の事例と同様に、この騒動に対して“スルー対応”を続けている模様です。紅白出場取り消しを求める署名活動は11月20日時点で8万5000人を突破しており、世間の関心は依然として高い状態が続いています。今後、aespa側がどのような対応を取るのか、そして紅白歌合戦への出場がどうなるのか、その動向が注目されています。