病院で67人感染、北海道で最多7か所のクラスター発生


病院で67人感染、北海道で最多7か所のクラスター発生

【動画】「感染しても『ただいま』『おかえり』」 大阪の歌手が啓発ソング

 札幌市は191人の感染を発表したほか、道も同市在住の1人の感染を発表。市内では「札幌田中病院」(手稲区)でクラスターが発生し、運営する医療法人によると、職員11人、入院患者56人の計67人の感染が判明した。17日に看護師など職員3人の感染が分かったのを受け、326人の全入院患者を検査したほか、職員の検査も進めている。

 このほか、繁華街・ススキノのラウンジで従業員18人、客1人の計19人、市内のコールセンターで従業員10人が感染するクラスターが確認された。札幌市以外では、登別市の養護老人ホームで職員2人と入所者3人の計5人の感染が分かり、同市によるとすでに1人が死亡しているという。また、胆振地方のスナックで経営者1人と利用客5人の計6人、新ひだか町の日高徳洲会病院で職員2人と入院患者3人の計5人、釧路市の事業所で職員6人が感染した。

 既にクラスターと認定された老人施設や医療機関でも、感染がさらに広がった。道内最大のクラスターとなっている特別養護老人ホーム「ドリームハウス」では職員1人の感染が新たにわかり、感染者は計105人となった。この日、新規感染者が過去最多の21人に達した旭川市では、このうち15人が慶友会吉田病院の関係者だった。同病院の感染者は計82人となり、新たに1人の死亡も確認され、死者は計7人となった。

 釧路市の市立釧路総合病院でも新たに6人の感染が判明し、感染者は計13人となった。地域医療機能推進機構・北海道病院(豊平区)と、19日にクラスターが発表された医療機関(名称非公表)でそれぞれ1人の感染が判明。札幌市の北海道医療センター(西区)でも2人の感染がわかった。

 このほか、道内では千歳市で5人、小樽市で4人、十勝地方で12人、空知地方で11人の感染が公表されるなど各地で感染者が判明した。

          ◇

 教育機関や役所での感染拡大も続き、札幌工業高(札幌市北区)と札幌北陵高(同)でそれぞれ生徒1人、小樽市立稲穂小、苫小牧市立ウトナイ小でそれぞれ児童1人の感染がわかった。札幌医科大も同大付属病院の40歳代の男性医師の感染を発表。大空町も20歳代の男性職員の感染を公表している。



Source link