20日に投開票された参院選で、大阪選挙区から無所属で立候補しながら落選した歌手で俳優の世良公則氏が21日、大阪市内で会見した。報道陣以外にもボランティア約40人が集結。冒頭で「25万2914(票)という一人一人の方の思いを私に託していただいた。その思いに身が引き締まるような思いをしております」と支援に感謝した。
公示2日前の出馬表明から駆け抜けたが、力及ばすの結果に終わった。「のぼりもタスキもない」と自ら触れたように準備不足に関しては「すべて自分の責任です」とキッパリ。次回の選挙など政界への挑戦については明言を避けたが、今後もアーティスト活動を続けながら「私の声を音楽以外にも耳を傾けてくださる人たちに、正直に真っすぐ、思いを伝えていくことをあきらめない」と意気込みを述べた。
抜群の知名度ながら出馬会見から選挙活動中においてメディア露出が少なかった点を引き合いに出しつつ、「今回、落選の報が早かったですね。僕が知る前に、いきなりもうネット上で騒がれていて。こんなに騒がれているんだって逆に終わりで騒がれるというのはそれだけ僕がちゃんと活動できたのかなと思ったんですよ」と苦笑交じりに振り返った。