OECD、韓国の今年の成長率-1.1%予想…2カ月間で0.1ポイント下方修正

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経済協力開発機構(OECD)が今年の韓国の経済成長率を-1.1%と予想した。9月の予測値(-1.0%)に比べ0.1ポイント低い。新型コロナの第3波による経済的衝撃を反映した結果だ。

OECDは1日、こうした世界の経済成長率見通しを発表した。韓国の来年の成長率(2.8%)も従来の予測値(3.1%)から下方修正した。

先月、韓国で新型コロナの再拡大が始まったが、政府の防疫対応効果で成長率の急激な下落は防いだというのが、OECDの評価だ。ただ、今年続いた社会的距離のためサービス業などを中心に雇用が急減した点は問題だと指摘した。特に先月また強化された社会的距離の影響で、学校や飲食店など対面活動にさらなる制約が発生する可能性があることに懸念を示した。

OECDの予測値は韓国銀行(韓銀)が先週発表した成長率予測値(-1.1%)と同じ。しかし予想の方向は異なる。韓銀は従来の予測値(-1.3%)に比べて0.2%上方修正したが、OECDは予測値を下方修正した。OECDは「世界経済の回復、米国と中国の貿易紛争緩和、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)締結などは輸出などにプラスに作用するだろうが、依然として不確実性は多い」と説明した。

OECDは政府の拡張的財政政策と半導体を中心にした輸出回復が2021-22年に成長率の回復に寄与すると分析した。ワクチン・治療剤が広く普及するまでは検査・追跡の余力と防疫用品の在庫を確保するなどの努力を続ける必要があると助言した。また、脆弱階層に集中した政府の財政支援のほか、税制優遇の延長も提言した。韓国版ニューディールのデジタル・グリーン分野と人材訓練、企業構造改革などに投資する必要もあると伝えた。

企画財政部は韓国の今年の成長率予測値がOECD加盟国のうち1位という点を強調している。企画財政部の関係者は「OECDが韓国を加盟国のうち今年の国内総生産(GDP)萎縮が最も少ない国と明示的に言及した」と話した。

今年の世界経済は-4.2%成長すると予想した。9月の予測値(-4.5%)に比べ0.3ポイント高い。来年下半期から新型コロナワクチン・治療剤が全世界に普及するという仮定のもと、不透明感の後退から上方修正した。

主要国の今年の成長率予測値も少しずつ上方修正した。米国(-3.7%)とユーロ圏(-7.5%)の予測値はそれぞれ0.1ポイント、0.4ポイント上方修正した。OECD加盟国ではないが、世界主要国のうち今年唯一プラス成長となる中国の成長率は従来の1.8%を維持した。

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