韓経連、今年マイナス1.4%の成長見通し…来年も3%成長難しい

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国家産業団地が新型コロナウイルスの余波で稼動率が急落するなど危機を迎えている。写真は京畿道始華半月国家産業団地全景。[写真 韓国産業団地公団]
国家産業団地が新型コロナウイルスの余波で稼動率が急落するなど危機を迎えている。写真は京畿道始華半月国家産業団地全景。[写真 韓国産業団地公団]

韓国経済研究院が今年の韓国の経済成長率がマイナス1.4%を記録するだろうと予想した。2日に発表した「経済動向と見通し2020年10-12月期報告書」を通じてだ。新型コロナウイルス第3波の現実化などでマイナス成長を避けにくいという意味だ。韓国経済研究院は全国経済人連合会傘下の経済研究所だ。

韓国経済研究院は来年の経済成長見通しとして、新型コロナウイルス発生前の水準である2.7%を提示した。韓国経済研究院は報告書で「新型コロナウイルス第3波の余波が来年上半期まで影響を及ぼす中で対内的には長期間に蓄積された積経済環境の不健全化、対外的には主要国の感染者急増による景気回復遅延などの影響により3%水準の成長率を期待するのは難しい」と分析した。

内需部門で最も大きな割合を占める民間消費は来年2.5%成長すると韓国経済研究院は予想した。韓国経済研究院は「災害支援金など政府の浮揚努力で民間消費は一時的な反騰を見せたが、新型コロナウイルス第3波で急激な再萎縮の流れを見せている。企業の業績不振による名目賃金上昇率下落と自営業者の所得減少、失業率上昇などが民間消費の回復を制限する要因として作用するだろう」と予想した。

来年の設備投資は技術的反騰とともに半導体部門の積極的投資などで4.5%の成長を記録すると予想した。政府の強力な不動産価格上昇抑制の意志で不振が続いた建設投資は土木実績の改善と大規模供給対策の影響でプラス成長に転換すると予想した。消費者物価上昇率は景気回復に対する期待感と国際原油価格の緩やかな回復傾向にもかかわらず、新型コロナウイルスの大流行にともなう需要再萎縮が来年上半期にも一部影響を及ぼし、0.8%水準にとどまると予想した。

一方、経済協力開発機構(OECD)は1日、今年韓国がマイナス1.1%の成長になると予測した。OECDは新型コロナウイルスの感染再拡大により来年の韓国経済の成長見通しを3.1%から2.8%に0.3ポイント引き下げた。OECDは「今年の世界経済は4-6月期の深刻な沈滞以降経済活動再開と各国の積極的政策対応で次第に回復する様相だが、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大とこれに伴う封鎖強化で回復傾向が弱まった。今後2年間、世界経済はワクチンなどで回復モメンタムを継続する見通し」と予測した。

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