心許ないバイデン氏の「経験値」 長い以外に聞いたことない政治的業績、「団結」より「暗黒の4年」始まる懸念

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 当選確実が報じられたジョー・バイデン前副大統領による、勝利宣言の開口一番は「米国の団結」だった。左右の対立、民族差別、少数派の無謀な主張と穏健で敬虔(けいけん)なキリスト教徒らの激突は、もはや収拾の見込みはない。

 そればかりか、極左集団は1年後の「カマラ・ハリス政権」を視野に、バイデン氏を引きずり下ろすための弾劾を計画をしていると伝えられる。米国は事実上、「一国二国民」。ロナルド・レーガン時代のような、「対話、秩序の回復」は不可能だ。

 そして、米国民のエネルギーが国内衝突に向かうと、北京の高笑いが聞こえる。

 認知症疑惑が報じられるバイデン氏は、晩年、正常な判断ができなかったフランクリン・ルーズベルト元大統領に、副大統領に就任予定のハリス上院議員は、何も知らないで政権を引き継ぎ、「核のボタン」を押したハリー・トルーマン元大統領に酷似している。

 米国はこれから「団結」より、「暗黒の4年」が始まるのではないか。いやそれどころか、決断力の鈍い、バイデン政権は自由世界を破滅に導いてしまうのではないのか。

 ところが、日本では、オバマ政権誕生を「祝福」して福井県小浜(オバマ)市が騒いだように、今度は大阪の梅田(バイデン)、沖縄の嘉間良(カマラ)がうれしそうに騒ぎ始めている。こんなことでいいのか。

 バイデン氏は、先祖がアイルランドからの移民でケルト系。カトリック信者としても知られる。ペンシルベニア州生まれの78歳。1972年にデラウェア州選出の上院議員に立候補した。共和党の内輪もめがあって、漁夫の利で当選したという幸運の人生だ。州内の豪邸に住む。

 デラウェア州は州法で企業設立が簡単なうえ、企業買収には厳しい規則がある。つまりTOB(株式公開買い付け)をかけにくい法律があるため、同州に本社登記する米国企業が多い。企業相手の弁護士も多い。

 バイデン氏は、上院議員6期(36年間)、副大統領8年と、通算44年もの国政経験を持つが、長い以外に政治的業績は寡聞にして聞いたことがない。ただし、ワシントンという特殊な政治都市の雰囲気、その社会での遊泳術は心得ている。

 従って、バイデン氏は妥協による安易な路線を選ぶだろうが、そこが中国の目の付けどころとなる。(評論家、ジャーナリスト・宮崎正弘)

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