【ワシントン共同】米国防総省は4日、トランプ大統領がソマリアに駐留する米軍の大部分を来年初めごろまでに撤退させるよう命じたと発表した。ソマリアにはイスラム過激派アルシャバーブへの対策のため、約700人が駐留している。撤退後も近隣国からソマリアのテロ対策に当たるとしている。
外国駐留軍の縮小を公約に掲げてきたトランプ氏には、来年1月の政権交代を前に公約実現をアピールする狙いがあるとみられる。トランプ氏は今年11月、イラクやアフガニスタン駐留軍の削減を決めたが、現地の治安悪化を招くとの懸念が出ている。