五木ひろし、慢性閉塞性肺疾患と気管支炎で明治座公演を19日まで休演

歌手の五木ひろしさん(77)が体調不良を訴え検査入院した結果、慢性閉塞性肺疾患と気管支炎と診断されたことが分かりました。これに伴い、東京・明治座で上演中の「デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演」について、19日(土)まで五木さんの出演を見合わせることが、13日に明治座公式サイトで発表されました。五木さんは既に12日、13日の3公演を休演していました。20日(日)以降の出演については、病状を見ながら改めて判断されるとのことです。14日(月)からは、代役を立てて公演は継続されます。

明治座公式サイトでの発表内容

明治座の公式サイトでは、「『デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演』につきまして、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」との謝罪の言葉とともに、五木さんの病状について具体的に発表しました。「体調不良を訴えておりました五木ひろしですが、医師の診察を受け、慢性閉塞性肺疾患、気管支炎と診断されました。このため五木ひろしは19日(土)まで休演とさせていただきます。20日(日)以降につきましては、病状を鑑みて改めて発表いたします」としています。

歌手 五木ひろしさん、病気療養のため明治座公演を休演歌手 五木ひろしさん、病気療養のため明治座公演を休演

休演中の公演内容と代役

五木さんの出演休止に伴い、公演内容の一部が変更されます。第1部の芝居「花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛」では、五木さんが演じる予定だった主人公・中山安兵衛役を太川陽介さんが務めます。また、清水一学役は花柳一さん、小林平八郎役は安永稔さんがそれぞれ代役として出演します。第2部の「スペシャルショー」は、引き続き坂本冬美さんが中心となり進行します。さらに、応援ゲストとして14日、15日には2人組男性ユニット「はやぶさ」が登場する予定です。

体調不良の経緯と今後の見通し

五木さんは数日前からせきなどの風邪に似た症状が出ていたとのことです。それでも公演を続けていましたが、11日の終演後に「やはりこれはおかしい、心配だ」と本人やスタッフが判断し、念のため都内の病院で検査入院しました。その結果、白血球の数値がかなり高いことが判明し、医師から公演の継続にドクターストップがかかったため、12日、13日の休演に至りました。

5日の初日公演後には、今年喜寿を迎えたことに触れ、「もうすぐ80歳。孫が僕のことを分かるようになるまで、あと4、5年は頑張らないといけない」と今後の活動への意欲を語っていました。関係者によると、五木さんは現在、20日からのステージ復帰を目指して回復に努めているということです。坂本冬美さんも、この状況について「五木座長の代わりは務まりませんが、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います」とコメントを寄せています。

今回の五木ひろしさんの休演は、多くのファンや関係者に心配を与えていますが、病状が診断され、早期回復に向けて療養していることが伝えられています。明治座公演は代役や共演者によって継続されますが、五木さんの復帰を多くの人が待ち望んでいます。この情報は、明治座公式サイトでの発表や関係者への取材に基づいています。