(CNN) トランプ米大統領の腹心とされてきたバー司法長官が、トランプ氏が退任する1月20日より前の辞任を検討していることが分かった。
米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じ、CNNが事情に詳しい関係者に確認した。
同関係者はバー氏がトランプ氏に不満を抱いていると指摘。バー氏は「いじめを甘んじて受けるような人物ではない」と述べた。
ただし、まだ本人が最終的な決断に至ったわけではないという。
CNNは司法省にコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。
バー氏は先週、トランプ氏が主張する大統領選の不正疑惑を否定する発言でトランプ氏の不興を買った。
トランプ陣営は、大統領選で使われた電子投票システムが不正に操作されたと主張している。バー氏は1日にAP通信とのインタビューで「国土安全保障省と司法省が調べた結果、裏付けとなる事実は何も見つからなかった」と述べていた。