[マドリード 15日 ロイター] – スペインで11月後半に実施された新型コロナウイルスの抗体調査によると、感染者が人口に占める割合は約10%と前回調査からほぼ倍化したことが分かった。約470万人に相当し、国内で確認された感染者数(175万人超)を大幅に上回る結果となった。
今回の調査対象者は約5万1400人。共同で調査を手掛けた研究所の幹部は「スペイン在住の10人に1人が感染している。感染第1波で半数が、第2波で残り半数が感染した」と述べた。
マドリードの有病率が全地域の中で最も高く、人口の18.6%が新型コロナ抗体検査で陽性反応を示した。
7月に公表された前回調査は4─6月に約7万人を対象に実施され、有病率は5%強だった。