中国が最初に使い世界に広め始めたPRC検査だが、どうやら犯罪捜査にも転用していることが分かった。コロナ感染者が出た地域住民全員を一斉に検査するやり方だが、その検査の過程で逃亡中の指名手配犯が続々と見つかって逮捕されているという。PRC検査=中華人民共和国(People’s Republic of China)が許さない犯罪者の捜査、ということだろう。思わぬ論点に目から鱗だ。
中国で大規模PCR検査をしたら“想定外の人物”まで発見する驚きの事態に
1/23(土) 14:50配信 クーリエ・ジャポン
PCR検査を拒否する不審な男
今年に入って約40人の新型コロナウイルス感染者が確認された中国遼寧省の省都瀋陽市。そこでは感染者の早期発見と徹底的な隔離を目指し、人口740万人の全市民を対象としたPCR検査が行われた。
市内の各地に検査場が設けられ、市民は順番待ちの長い列を作った。ボランティアも動員され、検査漏れが出ないように町内各戸への呼びかけがされる大規模なものになった。
ところが、その全市民PCR検査が思わぬ結果を呼んだ。「北京電視台」の報道によると、1月13日に瀋陽市公安局の検査ボランティアが3度目の全員検査の呼びかけに応じなかった住民に対して調査を行なった際、ある男性が個人情報の提供を拒否。その挙動に不審な様子がみられたため、現地の警察に通報した。
ボランティアに提供された住所に警察が赴いて質問をしたところ、その男はやはり個人情報の提供を拒否した。そこで警察は男性の身分について調べたところ、殺人罪で指名手配されている容疑者ということが判明。その場で男を連行したという。
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続々見つかる逃亡犯
市民全員へのPCR検査によって発見された逃亡犯の例はこれだけではなかった。「東方電視台」によると、同じく瀋陽での検査を拒否したことで、詐欺罪で指名手配されていた逃亡犯が発見され、逮捕されたという。
また、現在中国で最も感染拡大が大きくなっている河北省の石家庄でも、6年前に北京で1300万元あまりを騙し取った罪に問われながら各地で潜伏していた犯人が、PCR検査から逃げたことをきっかけに警察に逮捕されている。
昨年後半はずっと新規感染者をゼロに抑えていた中国だが、今年に入って少しずつ感染拡大の地域が見られるようになり、政府は厳重な体制で拡大阻止に動いている。だが、それが逃亡犯らの逮捕につながるとは思いも寄らない“副作用”だったに違いない。
中国が最初に始めたからPRC検査
やっぱり、コロナは捜査の言い訳に使われるんですね・・・。シンガポールでも、同じような事をしてましたよね?
ああ。感染者追跡のためのアプリチェックインを刑事捜査に転用するという話だ。国民の知らない間に決められていたそうだ。こういう話は世界的に見ても共通しているように思う。
住んでる人全員を検査するなら、逃げられないと思います!
一網打尽にやるからな。今北京とか上海でもロックダウンの情報が出始めてるけど、要するにそういうことだよ。大規模なPRC検査こそが住民の個人情報収集のための言い訳に使われる。
PRC検査じゃなくて、PCR検査です!
いやいやPRC検査だろ。中華人民共和国(People’s Republic of China)が最初にそのルールを決めたからPRC検査。世界中はいま中国が最初に決めたルールに従ってるんだ。それで誰も文句を言わない。
確かに・・・。やっぱり、中国の思い通りなんてすね。怖いです!
まあ自分達が作ったルールや仕組みで自らが苦しめられることは往々にしてあるけどな。だからこそ世の中にはブーメラン現象というものがある。中国や韓国は常習犯だ。つまり分かるな?
PRC検査に反対すれば不審者としてリストアップ
えっ?じゃあ、中国は、自滅するんですか?
それは分からない。だがこうして旗色が悪くなれば犯罪捜査の言い訳として活用される。それは新たな争いを生みかねない…
今回は、アジア編の方が絶対に面白いと思います!米欧編は、普通でした。
ネットユーザーの反応です!
・PCR検査をして、陽性者を割り出して、陽性者の位置情報に関連する人を洗い出してPCR検査を実施するという手法を取っています
・検査したがらない人を、不審者として炙り出せます
・中国は信用できない国と言われますが、いい部分もあります
・中国は変異種が強敵で、第1波と同じやり方では対応し切れない可能性があります
・中国からの輸入が止まって、ガウンや手袋が不足しそうです
・ローラー作戦を実施すると、こういう事があります。中国は全員IDカードを持っています
中国のIDシステムはよく分からないが、本拠地や住所を逐次記録するような日本式であれば漏れなく検査は可能だ。検査できなかった人物をリストアップして要注意とすることもできる。そこまでやってこそ中国らしいと言えるよな。
民主主義国家だと、ムリではと言ってる人もいました・・・。中国なら、できそうですね。
あと在住外国人の扱いがどうなるかもよく知らないが、上海のロックダウンが広範囲に及べば在住邦人の間でも騒ぎになるだろう。今週以降の流れに注目したい。
中国の皆さん、変異種は怖いです!上海全体を封鎖しましょう!さようなら!