サムスン電子がスマートフォン画面の大きさが自動で変わる新型フォームファクター(機器形態)を準備中という。既に登場している折りたたみ式のフォルダブルではなく「LGローラブル」のように広がる方式だ。
オランダ情報技術(IT)メディアのレッツゴーデジタルは1日、サムスン電子が昨年3月に世界知的所有権機関(WIPO)に出願したスマートフォン特許「デュアルスライド型電子装置」の内容を公開した。
レッツゴーデジタルによれば、サムスン電子のスライドフォンには2つのギアと1つのギアレールがあり、ディスプレーを縮めたり広げたりできる。画面の大きさは6インチから8インチへと30%ほど拡大可能だ。レッツゴーデジタルは「サムスン電子のスライドフォンは内部に隠れていたディスプレーが機器の外側に押し出される形態」とし「スマートフォンの側面モーターにディスプレーが巻かれたり広げられたりするLGエレクトロニクスのローラブルフォンとは異なる」と説明した。
カメラにも言及した。前面のカメラはサムスンギャラクシーZフォールド2のようにディスプレー上段中央にレンズがあるパンチホールカメラを選択し、背面のカメラは垂直にいくつかレンズがつながる形態と予想した。
サムスン電子のスライドフォン発売時期については「来年初めまで待つことになるだろう」と伝えた。サムスン電子が今年はフォルダブルフォンのギャラクシーZフォールド3にSペンを装着した形で発売し、これをさらに安く変形したギャラクシーZフォールドFEを出すと予想した。また「スライドフォンは来年から販売される可能性が高い」という見方を示した。