米国債金利発の冷え込み…韓国株・ウォン・債券価格が一斉に下落

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株価とウォン、債券価格が一斉に下落する「トリプル安」が現れた。韓国総合株価指数(KOSPI)は3カ月ぶりに、ウォン相場は5カ月来の安値を記録した。KOSDAQ指数は4カ月ぶりに900ポイント割れとなった。市場金利の指標となる3年物国債利回りは約1年1カ月ぶりに年1.2%台に上昇(債券価格は下落)した。8日の米金融市場で国債利回りが急騰しハイテク株中心のナスダック指数が急落したことが韓国市場で投資心理を冷え込ませた。債券利回りが高まれば海外投資家が危険資産である株式の投資比率を減らす要因として作用する。

9日のKOSPIは前日より19.99ポイント(0.67%)下落の2976.12で取引を終えた。1月6日の2968.21以来の安値水準だった。この4取引日のKOSPI下落幅は110ポイントに達する。9日の取引時間中にはKOSPIが2930を割り込んだりもした。この日のKOSPIは深刻な変動性を見せ、70ポイント上下した。時価総額上位銘柄ではLG化学が3.26%安、サムスンSDIが2.15%安、SKイノベーションが3.97%安などバッテリー関連銘柄の下落幅が相対的に大きかった。

この日のKOSDAQ指数は前日より8.41ポイント(0.93%)下落の896.36で取引を終えた。昨年12月1日の891.29以来の安値だ。KOSDAQ時価総額1位のセルトリオンヘルスケアが2.35%安、2位のセルトリオン製薬が2.89%安と相対的に大きく下がった。

この日のソウル外国為替市場ではウォン相場が前日より7.1ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1140.30ウォンで引けた。昨年10月19日の1142ウォン以来の安値水準だ。昨年11月の米大統領選挙を前後して形成されたドル安の巨大な流れが反対に振れウォン安ドル高ウォン傾向が現れている様相だ。

金融投資協会によると、この日3年物国債利回りは前日より0.067%上がり年1.206%で取引を終えた。10年物国債利回りは年2.034%で締め切った。前日の年2.028%に続き2日連続で年2%を上回った。市場金利が上がると銀行などから変動金利で資金を借り入れた人の利子負担が大きくなる。

企画財政部のキム・ヨンボム第1次官はこの日のマクロ経済金融会議で「米国債利回りが急速に上昇し、内外の金融市場で変動性が拡大する様相」と話した。彼は「世界的な低金利基調がいつまで維持されるのかに対し市場参加者の耳目が集中している。市場変動性が続く可能性があるだけに関連動向を注視し機敏に対応したい」と説明した。

キウム証券のソ・サンヨン投資戦略チーム長は「米国債利回り上昇とドル高により証券市場で外国人投資家が売り攻勢に出る懸念が大きい状況」と話した。9日のKOSPI市場で外国人投資家は5599億ウォン相当を売り越した。外国人投資家は先月17日から大幅な売り越しに転じた。先月17日以降の外国人売り越し規模は5兆4000億ウォンを超える。

米国の10年物国債利回りは8日に年1.598%で引けた。取引時間中には年1.6%を超えた。この日のナスダック指数は2.41%下落した。テスラは5.85%急落し、アップルが4.17%、グーグル親会社のアルファベットが4.27%と大きく値を下げた。これに対しダウ平均はこの日0.97%上昇した。ハイテク株が劣勢となる中で金融株が強気を見せたおかげだ。モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン最高投資責任者(CIO)は「景気回復に対する期待感から10年物国債利回りが上がっている。価値が急騰したハイテク株に対する下落圧力が高い」と話した。

ブルームバーグは専門家らの話しとして、米国債利回りがさらに上昇する可能性があると伝えた。今年米国の名目国内総生産(GDP)増加率が7.6%と予想されるが現在の国債利回りははるかに低い状況という説明だ。

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