韓国、今年の成長率4%も可能か…回復した消費で1-3月期1.6%成長

[ad_1]

韓国銀行のパク・ヤンス経済統計局長が27日に韓国銀行で2021年1-3月期の実質国内総生産(速報値)の主要特徴を説明している。[写真 韓国銀行]
韓国銀行のパク・ヤンス経済統計局長が27日に韓国銀行で2021年1-3月期の実質国内総生産(速報値)の主要特徴を説明している。[写真 韓国銀行]

今年の3%台の経済成長率達成に青信号が灯った。新型コロナウイルスの衝撃で冷え込んだ消費と投資が回復する姿だ。

韓国銀行は27日、1-3月期の実質国内総生産(GDP)が前四半期より速報値で1.6%増加したと明らかにした。成長を牽引したのは回復した内需だ。1-3月期経済成長率で内需の寄与度は1.8ポイントだった。昨年10-12月期のマイナス0.3ポイントより大きく改善した。

これに対し輸出より輸入が増加する速度が速くなった点は経済成長率を多少低くさせた。1-3月期の経済成長率で、輸出から輸入を差し引いた純輸出の寄与度はマイナス0.2ポイントだった。内需と純輸出の成長率寄与度を合算した数値が1-3月期の成長率になった。純輸出の成長率寄与度は昨年10-12月期の1.4ポイントと比較すると差が大きかった。1-3月期の輸出は自動車と携帯電話などを中心に1.9%増加した。同じ期間の輸入は機械・装備と一次金属製品などを中心に2.4%増えた。

内需回復の原動力は消費だ。1―3月期の民間消費は前四半期より1.1%増加した。昨年10-12月期のマイナス1.5%の衝撃を振り払った。乗用車や家電製品など耐久財と食品など非耐久財消費がともに改善した。設備投資は1-3月期に6.6%増加しGDP成長を後押しした。昨年10-12月期のマイナス0.2%の不振から抜け出した。政府消費も1-3月期に1.7%増えた。昨年10-12月期のマイナス0.5%と比較すると大幅な改善だ。

韓国銀行のパク・ヤンス経済統計局長は「2月中旬に飲食店の閉店時間を延長するなど防疫ルールを緩和し対面サービスの消費が増えたとみられる」と話した。彼は「純輸出の成長率寄与度下落は内需回復により輸入が増えたことを考慮すると否定的にばかり解釈するのは難しい」と説明した。

韓国経済は実質GDP基準として新型コロナウイルス流行前の水準を回復した姿だ。韓国銀行によると1-3月の実質GDPは2019年10-12月期より0.4%ほど増加した。同じ期間に設備投資は12.6%、輸出は3.1%増えた。ただ民間消費は2019年10-12月期より5.5%減った。

韓国銀行は今年の経済成長率が3%台半ば水準に達するとみている。2月に韓国銀行が提示した成長見通しの3%を上回る水準だ。韓国銀行は来月に成長見通しを修正して発表する予定だ。

パク局長は「算術的に4~6月期以降四半期ごとに0.5%ずつ成長すれば年間成長率は3.6%」と話した。彼は残り期間の四半期別成長率が0.7~0.8%になれば年間4%の成長も可能だと説明した。韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は15日のオンライン記者懇談会で「この数カ月間の動きを見ると年間成長率3%台半ばは十分に可能な数字」と言及した。

国際通貨基金(IMF)は6日、今年の韓国の成長率を3.6%と予想した。3カ月前に提示した見通しの3.1%より0.5ポイント引き上げた。先月経済協力開発機構(OECD)は今年の韓国の成長見通しを3.3%と提示した。昨年12月の2.8%より0.5ポイント引き上げた。

DB金融投資のパク・ソンウ研究員は「米国を中心に世界経済の反騰速度が速くなり輸出と投資が拡大し、韓国では新型コロナウイルスワクチン普及の正常化で民間消費回復が速くなる場合、4%の成長も可能だろう」と話した。

ただ韓国経済がまだ本格的な回復軌道に乗ったのではないという指摘も専門家の間から出ている。LG経済研究院のチョ・ヨンム研究委員は「新型コロナウイルスがなかった時に韓国経済が成し遂げられた水準まで挽回した状況ではない。内需景気が本格回復するためには今年末まで状況を見守らなくてはならない」と述べた。

[ad_2]

Source link