中国恒大だけでなく、佳兆業集団もデフォルトした可能性がある。7日が満期となる社債の借り換えに失敗し、株式の取引が停止されることになった。猶予期間を別途与える案も出たそうだが結果は不明だという。
中国の佳兆業、香港で株式売買停止-債務返済巡り不透明感強く
12/8(水) 9:42配信 Bloomberg
(ブルームバーグ): 中国の不動産開発大手、佳兆業集団が8日、香港での株式売買を停止した。中国不動産セクターの資金繰り難が広がる中で、同社の債務返済能力を巡る懸念が強まっている。
4億ドル(約450億円)相当のドル建て債の償還期限を7日に迎えた佳兆業は、償還を先延ばしする債務交換案を保有者に提示していたが、承認を得ることができなかった。事情に詳しい複数の関係者によれば、佳兆業債の保有者グループは6日、同社に猶予を与える正式な提案を示したが、この結果は不透明。内部情報の発表を控えて売買が停止された。
中国の佳兆業、不履行へとさらに近づく-社債保有者が交換案拒否
佳兆業が株式の取引を停止するのはこの1カ月余りで2回目。同社は2015年に中国の不動産開発会社として初めてドル建て債でデフォルト(債務不履行)に陥った経緯がある。
原題:Kaisa Suspends Trading Amid Uncertainty Over Debt Repayment、Kaisa Group Halted Pending Inside Information Announcement(抜粋)
学びがある! 2
分かりやすい! 3
新しい視点! 1
恒大と佳兆業が同時にデフォルトしてカオス状態
黒井恒大の方は何とかなるが、佳兆業の方は本気で危ない…と思ってたらむしろ恒大の方が先に白旗を上げてカオス状態になっているのが今だ。どちらも12月6日~7日が期限となっていて重なったことで情報が一気に出てきた。毎日状況が目まぐるしく変化し、さらに信じられないことが現実になりつつある。
黒井ネットユーザーの反応でも問題は既に恒大だけの物ではないと認識されている様子が分かる。つまり海外投資家は恒大単体ではなく中国不動産業界全体、ひいては中国経済そのものの構造的な問題と見るのだ。不動産以外の産業からも外資がさーっと一斉に引いて干からびるのは時間の問題だ。