中国の住宅価格の下落に歯止めがかからなくなっている。主要70都市中50都市、実に7割が下落することになった。習近平主席が「住宅は住むためのものだ」と強調したことから、住むのにふさわしい価格にまで下落し続けるものと思われる。
中国、主要都市の7割で住宅価格住宅価格下落
1/15(土) 17:50配信 産経新聞
【北京】中国国家統計局が15日発表した昨年12月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち50都市で前月と比べて下落した。中国全土の主要都市の7割に相当するが、下落都市は11月から9都市減った。不動産市況の底打ち感も指摘されるが、強い回復の勢いはみられない。
前月比で上昇した都市は15都市で、11月から6都市増えた。上海市や重慶市、浙江省杭州市など大都市を中心に上昇した。一方で、地方都市では下落傾向が続いている。
習近平政権は、不動産価格高騰やバブルに対処するため、不動産融資に関する規制を強化。それにより、中国恒大(こうだい)集団など不動産大手が経営状況を悪化させ、不動産市況も低迷した。
昨年12月に中国共産党と政府が開いた2022年の経済政策の基本方針を策定する中央経済工作会議では、不動産市場に関して「住宅は住むためのものであり、投機のためのものではない」という従来方針を強調。今年も住宅価格の抑制政策が維持される見通しだ。一方で、地方都市の一部では住宅購入者への補助金支給など、不動産市場の回復に向けた政策も打ち出されている。
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改革開放を叫んだ鄧小平は共産主義の敵だった
黒井そもそも共産主義を目指す中国において、住宅価格が上昇し続けることの方がおかしかった。それでは単なる独裁資本主義であり共産主義ではない。改革開放を叫んだ鄧小平こそ共産主義を妨害する国賊であったと言えるだろう。その意味で毛沢東路線を引き継ぐ習近平主席は真の中国の政治家と断言できる。
黒井コメント欄では大連に住むネットユーザーが「今度こそは危ない」と感じているらしく、公務員がこぞって物件を売りに出せば凄まじい暴落が待っているだろうと話している。関係ないが記事タイトルが「住宅価格住宅価格下落」と重複していて、そのままツイッターにも同タイトルが流れていたのが何ともシュールだった。