長野県警察本部
長野県の冬山と北海道のスキー場で17日に遭難が発生し、計6人が一時行方不明になった。このうち長野県の男女3人は、18日朝からの捜索で発見された。山頂から山小屋に向かう途中の尾根にいて、男性2人は意識があるが、女性1人は意識がないという。
(写真:読売新聞)
長野県の遭難現場は、八ヶ岳連峰の天狗岳(標高2646メートル)。17日午後7時50分頃、山頂付近を下山中だった70~80歳代とみられる男女3人のパーティーから「身動きがとれなくなった」と119番があり、その後連絡が取れなくなった。
北海道警察本部
茅野署の発表では、3人は16日に入山した。17日は山小屋に宿泊する計画で、テントなどは持っていなかったという。当時、麓は吹雪で山頂付近も悪天候だったとみられる。
また、北海道富良野市の「富良野スキー場」では、コース外を滑走する「バックカントリー」中だった30~40歳代の男性3人が行方不明になったが、18日午前、3人とも無事に救助された。
富良野署の発表では、3人は友人同士。17日午前11時頃、スキー場の頂上付近(標高約1000メートル)から、別の友人1人も含めて4人でコース外に出て滑り始めたが、3人が戻らなかったという。