三重県四日市市の路上で会社員伊藤信幸さん(54)と女性(43)が殺傷された事件で、女性の元交際相手の男(36)=焼死体で発見=が昨年12月、2人の車のタイヤをパンクさせたとしてストーカー規制法に基づき警告を受けたものの、翌日に再び女性の車に嫌がらせをしていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。
事態を重くみた県警はタイヤをパンクさせた器物損壊容疑で男を逮捕し、釈放後に同規制法の禁止命令を出していた。
捜査関係者によると、男は昨年12月15日にタイヤをパンクさせ、県警は同21日に口頭で警告。しかし男は翌日、タイヤのナットを外す嫌がらせをしたという。