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また、虐待が疑われる事件が起きてしまった。
生後11カ月の長女の頭部に強い衝撃を与える暴行をして死亡させた疑いで、福岡・糸田町に住む25歳の母親が逮捕された。
【画像】生後11カ月の長女への虐待容疑で逮捕された母親
2022年2月16日午前11時、福岡県警田川警察署。
福岡県警捜査第1課 平瀬正孝課長:
本件は、生後11カ月の被害者が、当時21歳の実母から頭部に暴行を受けて死亡した虐待死事件であります
乳児虐待死事件「日頃から頭に外力が…」
福岡県警が会見で明らかにした乳児虐待死事件。
逮捕されたのは、福岡・糸田町のパート従業員・松本亜里沙容疑者(25)だ。
事件が起きたのは2018年7月。
警察によると松本容疑者は、当時住んでいた福岡・川崎町の自宅などで、生後11カ月の長女・笑乃ちゃんの頭部に強い衝撃を与える暴行をして、死亡させた疑いが持たれている。
発覚したきっかけは、松本容疑者の119番通報だった。
松本亜里沙容疑者(取材メモより):
娘の様子がおかしい
笑乃ちゃんは病院に運ばれたが、その3日後に亡くなった。
死因は急性硬膜下血腫と、脳が腫れ上がるびまん性脳腫脹。
症状を不審に思った医師が警察に通報した。
松本容疑者は当時の説明で…
松本亜里沙容疑者(取材メモより):
ミルクを作っていたら、ソファから落ちた
しかし、法医学に詳しい医師は、この母親の説明には違和感があると話す。
福岡県警察医会 大木實会長:
(びまん性脳腫脹の)びまん性とは、広範囲でという意味。一回で突発的には起きないことですね。日頃から頭に対して外力が加わっていた、あるいは揺さぶることによって脳に力が加わっていたということになります。
こういう所見、脳に関する所見が出たということであれば、普通の子どもの生活ではまず起きないので、虐待を疑ったということになる
予兆は…事件の2カ月前にも“頭部負傷”で入院
松本容疑者は夫と笑乃ちゃんと3人で暮らしていたが、事件当時、夫は不在だった。
笑乃ちゃんが亡くなるという最悪の結果を招く前に、何らかの予兆をつかめなかったのか…
田川児童相談所によると、事件の2カ月前にも、笑乃ちゃんは頭部を負傷し入院。その後、笑乃ちゃんを要保護児として3度面談をしたが、母子の関係に特に問題はなかったという。
また、事件の8日前にも笑乃ちゃんは町の乳幼児検診を受け、裸にもなっていたが、あざなど虐待を疑う所見はなかったということだ。
笑乃ちゃんが死亡して約3年半…
県警は30人以上の関係者から聞き取りを重ね、慎重に捜査を進めたうえで逮捕に至ったという。
福岡県警捜査第1課 平瀬正孝課長:
本来、命をかけてでも守ってやるべき保護者が、被疑者になった事件でございます。頭部外傷を伴う児童虐待事件は、実証が極めて困難であることから、福岡地方検察庁との連携を図って参りました
調べに対し、松本容疑者は容疑を否認しているが、警察は日常的な虐待がなかったか調べを進めている。
(テレビ西日本)
テレビ西日本