沖縄県沖縄市の路上で1月、バイクに乗った男子高校生(17)が県警沖縄署の男性巡査(29)と接触し、眼球破裂などの重傷を負った事故で、県警は18日、高校生が「走行中に警官がいきなり目の前に現れ、警棒で殴られた」と話していると明らかにした。
巡査は「手を伸ばしたらはじかれた」と主張しており、双方の言い分が食い違っている。県警は、巡査が所持していた警棒と高校生のDNA型の鑑定を進めている。高校生の記憶は明瞭だという。
沖縄署では1月、300人以上の若者らが集まって投石し、警察車両や庁舎が破損する騒動があり、接触事故が発端とみられている。
一方、県警はインターネット交流サイト(SNS)で拡散された「高校生は暴走族」などとする情報について、「当日、暴走行為は確認していない」と否定した。