三重県南東沖で深発地震 異常震域がみられ関東や東北で揺れ


三重県南東沖で深発地震 異常震域がみられ関東や東北で揺れ

21日(月)7時12分頃 三重県南東沖の地震

深発地震による「異常震域」と呼ばれる震度分布がみられ、震央に近い東海地方では震度1以上の揺れを観測しなかった一方で、震央から離れた関東北部や福島県で揺れを観測した所が多くなりました。

深発地震による異常震域とは

三重県南東沖で深発地震 異常震域がみられ関東や東北で揺れ

深発地震による異常震域の模式図

多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、今回の地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となりました。

三重県南東沖から東海道南方沖、鳥島近海などでは同様の深発地震が発生することがしばしばあり、数年に一度マグニチュード6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。

1984年1月1日には三重県南東沖でM7.0の地震が発生し、東京都千代田区や横浜市で震度4を観測しました。こうした地震は津波の発生こそないものの、大きな揺れを伴うことがあるため、注意が必要です。

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