(写真:読売新聞)
山梨県北杜市は1日、30歳代の男性職員が後輩の職員にパワハラ行為をした上、金銭を要求して計約120万円を受け取ったとして、停職6か月の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、男性職員は高根総合支所に勤務していた昨年10月~今年2月、仕事でミスをした同じ担当の20歳代の男性職員に対し、たたく、蹴るなどの暴力を加え、「罰金」と称して8回程度にわたり金銭を要求。後輩職員は計約120万円を渡していたという。
暴力は昨年5月から始まり、支所内の倉庫で「聞く前に考えろ」などと厳しく叱りつけながら行われていた。金銭は3万~20万円ずつ要求していた。後輩職員が今年2月、市に被害を訴えて発覚した。現在、仕事を休んでおり、警察にも相談しているという。
処分された職員は「(後輩職員を)指導しても失敗が続き、ストレスを感じていた」と説明している。
市は監督責任があったとして、当時の上司2人も戒告の懲戒処分とした。